Androidアプリですが、エミュレータを使う事で、Windowsでも実行できます。詳しくは、こちらのページをご覧下さい。
Androidアプリ「DepthMaker」は、2D写真を3D変換し、各種3D形式で表示するアプリです。また、3D変換したSBS画像を保存し、3DSteroid
Pro等に送る(Share)こともできますので、3DSteroid Proで高度な3D写真編集ができます。
アプリ内の動作は、2D写真から、AIエンジンでデプスを生成し、RGBD画像として自動保存します。表示は、ローカルWEBアプリで、RGBDからリアルタイムに各種3D形式に変換表示します。WEBアプリでは、画像保存は出来ない為、画像保存は、別のプログラムで3D変換し、SBS画像として保存します。なので、表示状態に関わらず、「平行法並びのSBS画像」として保存されます(奥行調整値は反映されます)。
このアプリは、Android8以降の対応です。
機種によっては、大きな画像を3D変換しようとするとアプリがクラッシュする可能性があります。小さい画像では、3D変換できるが、大きな画像でのみクラッシュする場合は、設定で、長手方向を指定したピクセル数まで縮小できるようにしたしました(Ver1.30以降)。クラッシュしないサイズを設定してご使用下さい。
基本的な動作
MENUボタンを押し、「2D画像を開く →3D変換」を選択し、3D変換したい2D写真を選びます。
数秒後に、3D変換した画像が表示されます。(変換した画像は、RGBD画像として「Picture\DepthMaker\RGBD」フォルダに保存されます。
STEREOボタンで、SBSやアナグリフ等、好きな形式でお楽しみ下さい。
SWAPボタンで左右が入れ替わりますので、交差法で見たい場合は、SBS表示で、SWAPボタンを押して下さい。
Depthスライダーで、奥行を調整できます。RESETボタンを押すと、初期値(30)に戻ります。
画像保存、他のアプリとの共有
MENUボタンを押し、「平行法SBSで保存」を選択すると、「Picture\DepthMaker\SBS」フォルダに保存します。
表示状態に関わらず、「平行法並びのSBS画像」として保存されます(奥行調整値は反映されます)。
保存後に、保存画像を共有するかのダイアログが表示されます。「Share」ボタンをおすと、共有画面が現れますので、「3DSteroid Pro」を選ぶと、「3DSteroid
Pro」で保存画像が表示されます。
共有しない場合は、「Close」ボタンを押します。
RGBD画像(2D画像とデプスマップ画像のSBS画像)を開く
MENUボタンを押し、「RGBD画像を開く →3D変換」を選択すると、RGBD画像から3D変換して表示されます。後は、上記2D to 3D変換画像と同じ操作となります。
フォルダ単位での一括2D3D変換
MENUボタンを押し、「2D画像→3D画像一括変換」を選択し、一括で変換したいフォルダから、どれか一つのファイルを選択すると、一括変換をスタートするかの確認ダイアログが表示されます。
開始ボタンを押すと一括変換をスタートします。中断したいときは、画面中央のメッセージボタンをタップすると中断します。
一括変換した画像は、
RGBD: Picture\DepthMaker\Multi\RGBD
SBS: Picture\DepthMaker\Multi\SBS
に保存されますので、事前に、「Picture\DepthMaker\Multi\」フォルダを削除することをお勧めします。
本アプリでは、保存先に同じ名前のファイルがある時は、全て上書き保存します。
補足説明
Androidアプリ「DepthMaker」は、iOSアプリ「i3DMovieMaker」と同じ、Depth-Anything-V2を使用して、2D画像からデプス画像を生成します。
但し、iOS版より、生成に時間がかかる為、現状は、動画対応は難しく、静止画に限定しています。
2D画像からデプスを生成し、そのデプスを使って、Androidアプリ内のWEB ViewでWEBアプリを使って3D変換しています。
但しWEBアプリでは、画像保存は、画面キャプチャしかできない為、本アプリの保存機能は、WEBアプリでなく、ステレオフォトメーカーと同じロジックでSBS変換して保存します。
なので、WEBアプリで変換した3D画像より、保存したSBS画像の方が総じて高画質になっていると思いますが、全く同じにならない事はご理解下さい。
簡易に3D変換して楽しみたいときは、本アプリ内のWEBビューワーを使用し、高画質で編集したい場合は、SBSで保存して、3DSteroid Proと共有して編集することをお勧めします。
iOS版と同じ Depth-Anything-V2を使用しています。Ver0.40でほぼ同じデプスを生成するようになりましたが、微妙に違う所もあります。
Android5.0以降の機種にインストール
公式のAppストアからインストールできるのは、Android8以降ですが、どうしても、それ以前の機種にインストールしたい方は、下記APKファイルをインストールして下さい。
但し、インストールできるのは、Android5.0以降の機種です。
depthmaker-1.41.apk
手持ちの3D Androidでの検証結果
Windows用 Androidエミュレータ「LDPlayer」 : 動作しました
ROKiT iO Pro 3D(Android9.0) : 動作しました
SuperD(Android6.0) : RGBDは作成できましたが、3D変換表示できません
PPTV KING7S(Android5.1):起動しますが、表示しません。デプスも生成できません