左右2台のビデオカメラで撮影した映像から、色々な形式のステレオムービーを作成し、再生するソフトです。液晶シャッターメガネを使ったノンインターレスでの立体動画再生機能も内臓しています。
1台のビデオカメラでも、一定の速度で動く車の窓から、ビデオで外の景色を撮影すると、撮影位置が順次、横にシフトしていきます。隣合うフレームは、丁度、左目の位置から右目の位置というように、ステレオペアになります。この原理で、左右、同じファイルを指定し、フレームを少しずらすことにより、ステレオムービーが作成できます。
また、一度作成したステレオムービーを別のステレオ方式で再生したり、編集して別のステレオ形式で保存するなど、自由自在にステレオムービーを扱えます。
入力はAVI/MPEG1/MPEG2/MOV ファイル、出力は、AVIファイルです。VFWを使用していますので、対応したコーデックをインストールすることにより、DivX等も対応できます。
「ステレオムービーメーカー」は、VFW(Video for Windows)を使っています。
DV形式やMS-MPEG4形式のAVIファイルは、ウィンドウズメディアプレーヤー等、DirectShowを使っているプレーヤーでは、標準で再生できますが、「ステレオムービーメーカー」では、コーデックをインストールしないと再生できません。コーデックの入手は、このページの最後のほうに記述しています。
プログラムダウンロード
ステレオムービーメーカーVer1.30a (実行ファイルのみ) 647KB 2014/12/03
オンラインヘルプ
Ver1.30->1.30aの変更点
- GoPro Studioをインストール後、SMMが起動できず「No DLLS were Found in the Waterfall Procedure」が表示されるという問題の対応
Ver1.21 -> 1.30
1. 保存オプション追加 (メニュー → ファイル → ステレオムービー保存)
アスペクト比を保持する
ハーフサイズ
縦インターレス
2. 3DAVI形式で保存のオプション追加 (メニュー → ファイル → 3DAVI形式で保存)
Nintendo 3DS 保存オプションの追加
音質向上 (11024Hz -> 48000Hz)
EXIF日付を入れられるようにした
3. トリミングモードを増やした (メニュー → 位置調整)
トリミング(3:2)
トリミング(480:240)
トリミング(400:240)
4. '3DS用3DAVIの日付変更'メニューの追加 (メニュー → ファイル)
5. キー操作による画像回転追加
Shift+左右キー
Ver1.20 -> 1.21
1.2G超の3D-AVIファイル読み込み対応
2.Avisynthをインストールすると「ファイルを開く」ダイアログのファイルの種類にAvisynth経由の選択が追加される。
3.CanonのMJPEGのデジカメの動画が開けないバグの修正
4.500Mを超える3D-AVIを作成するとW3で再生できない問題の修正
Ver1.10 -> 1.20
1.FinePix REAL 3D W3対応
W3用のHD MOVIE(1280x720) 3D AVIを作成できるようにした。
簡単な使い方
-元画像読み込み
-メニュー→位置調整→トリミング(16:9)で縦横比が16:9となるようにトリミング設定
-メニュー→ファイル→3D AVI形式で保存で、画像サイズを1280x720にして保存
2.SMMで作成した3D AVIファイルがW1/W3で再生できない不具合の修正
音声のフォーマット変換の問題で、再生できないケースがあり、改善を行った。
但し、SMMでは音声変換できないケースがあり、外部プログラム(ffmpeg.exe)をSMMと同じフォルダに格納するとffmpeg.exeで音声フォーマット変換を行うようにした。
3.その他、こまかいバグ修正
Ver1.01 -> 1.10
1.nVidia 3D Vision対応
2.IZ3D対応
3.Ctrl+Cで表示フレームをクリップボードに取り込めるようにした。Ver4.20以降のステレオフォトメーカーに貼り付けると、ファイル名_フレームNoも同時に貼り付ける。
Ver1.00 -> 1.01
富士フィルムFINEPIX REAL3D対応機能の修正
1.富士フィルムFINEPIX REAL3D(W1&V1)用3D-AVI形式で保存できる機能の追加
注意)カメラ(W1)の背面モニタで再生できる画像品質に制限があります。
640x480の場合、MAX70程度、320x240の場合、Max90程度です。それ以上の設定で保存すると、再生途中でSTOPしてしまいます。
ビューワー(V1)の方は、特に制限はありません。
音声がうまく処理できない場合は、元映像をVirtualdub等を使用してあらかじめ、11024Hz、16bit、ステレオの非圧縮PCMに変換してからSMMで3D-AVIを作成するとうまくいくかもしれません。
3D-AVIへの変換処理をオンメモリで行っていますので、大きな映像は、かなり時間がかかると思います。また、2G以上はVFWの制限上、処理できません。
Ver0.96 -> 1.00
1.富士フィルムFINEPIX REAL3D対応
2.全フレーム左右自動調整機能の追加
Ver0.95 -> 0.96
1.ウィルスチェックプログラムの誤検出対策で、サムチェックの廃止
2.Vistaでマウスドラッグするとクラッシュする問題の対策追加
Ver0.94 -> 0.95
1.Canonのデジタルカメラで使用しているMotion Jpeg AVI2.0の動画形式のサポート
(別途、Motion Jpegのコーデックは必要です)
2.表示フレームのAutopanoを使用した左右自動調整
Ver0.93 -> 0.94
1.簡単調整で「遠近補正」と「画像サイズの縮小」を組み合わせると正しく調整されない問題を修正
Ver0.91 -> 0.93
1.デュアルモニタ対応の追加(左右どちらのモニタがプライマリモニタでも対応可)
2.オンラインでWEB上のヘルプを参照できるようにした。
3.QTReader.vfpをステレオムービーメーカーと同じフォルダに置くことで、QuickTime MOV ファイルを開けるようにした。
4.左右のムービーを開く時、鏡像を選択できるようにした。(ハーフミラー撮影時に有用)
5.簡単位置調整に、水平/垂直の遠近補正機能を追加(トーイン撮影時の補正に有用)
6.簡単位置調整に自動トリミングモード追加、遠近補正や回転後に画像領域をトリミング表示します。
7.簡単位置調整にリサンプリングオプションを追加。速度優先時は、チェックなし。画質優先時は、チェックして下さい。
8.ステレオムービーを開くにアナグリフ(色保持)を追加。カラーアナグリフを左右位置調整して再保存する等に活用下さい。
9.表示設定ダイアログで「ファイルをドラッグアンドドロップで開く時、ステレオ形式を指定する」オプションをチェックすると、選択ダイアログで、ステレオ形式を選択できるようにした。チェックしない時は、横並び画像として処理する。
10.ステレオムービーメカーで作成したファイルがAdobe Premiere2等で開けないバグの修正
Ver0.90 -> 0.91
1.映像の周囲をぼかすことができるようにした。(ぼかし枠)
ぼかし枠の範囲は、表示設定ダイアログで設定可能
これ以前は、バージョンアップ履歴を参照下さい。
サンプルムービーのダウンロード
ステレオムービーサンプルのページ
対応OS
Windows98SE/Me/2000/XP
入出力ファイル形式
AVI/MPEG1/MPEG2/MOV ファイル
VFW用コーデックをインストールすることにより、さまざまな圧縮形式のAVIファイルの入出力が可能。圧縮音声も扱えますが、圧縮形式を変更することはできません。
ステレオ保存フォーマット
1.縦並び
2.横並び(裸眼による並行法、交差法用)
3.アナグリフ(赤青メガネ用)
4.アナグリフ(赤青メガネ用カラー映像)
5.インターレース(インターレース液晶シャッターメガネ用)
プログラムの特徴
1.液晶シャッターメガネ鑑賞用に同期高速ページ切り替え表示機能内臓(nVidia、OpenGL、WinX3D対応)
2.左右のビデオを各種ステレオ形式で同期再生
3.左右のビデオの位置合わせ、コマ合わせ等、充実の編集機能
4.保存開始位置、終了位置も簡単に変更可能
5.作成済みのステレオムービーを別形式で表示したり、左右分離保存も可能
6.左右トリミング(左右ビデオをトリミング結合し、テレビ等への表示サイズにする)
サポートする液晶シャッター用ステレオドライバー
- nVidia 3D Stereo Driver
- OpenGL 4分割バッファーステレオ方式
- WinX3Dステレオドライバー
液晶シャッターメガネによる同期高速ページ切り替え方式は、原理上、LCDモニターでは、見られません。高リフレッシュレートに対応したCRTで鑑賞して下さい。
画面イメージ
VFW用コーデックの入手先
DV Type1/2
「Software DV Codec "Iris"」
http://www.ops.dti.ne.jp/~vsync/software/dviris/dviris.html
このコーデックをインストールすると、openDML形式のDV AVIファイルやType1形式のDV
AVIファイル(映像のみ)が読み込めるようになります。
Ulead DV Converter
http://www.ulead.com/download/dvconverter/download.htm
DV形式のAVIといっても、Type1とType2があります。
(DVCからキャプチャした映像は、Type1のようです。)
Type1を音声まで再生できるVFWコーデックというのを見たことがありません。
「Ulead DV Converter」は、Type1からType2に画質を損なうことなくコンバートするソフトです。
Mocrosoft MPEG-4 Video Codec
Windows Media Technologies 4.1 日本語版に入っています。
DivX
http://www.divx.com/divx/
XVID
Xvidのコーデックの入手方法が難しいので、ご注意下さい。
本家のhttp://www.xvid.org/には、ソースファイルしか置いてありません。
実際に使える実行ファイル(binary ファイル)は、いろいろなサイトで公開しています。例えば、http://www.xvidmovies.com/codec/から最新のWindows 用 XviD codec をダウンロードしてインストールする必要があります。
Motion JPEG(Canonのデジカメ動画等で使用されている形式)
M-JPEG Codec
解凍し「MCMJPEG.INF」を右クリックし、メニューからインストールを選択する。
QuickTime MOV(Sanyoのデジカメ動画等で使用されている形式)
QTReader.vfp
これは、コーデックではありません。ダウンロードし、ステレオムービーメ−カーと同じフォルダに置けば、MOVファイルを開けるようになります。
ステレオ映像の世界を堪能して下さい。