Looking Glassのキャリブレーション値をステレオフォトメーカーで使用する方法

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ステレオフォトメーカー(SPM)には、Looking Glassのキャリブレーションを行う機能はついていますが、元々、Looking Glassに格納されたキャリブレーション値を使う方が、簡単で、正確だと思われます。
そこで、ここでは、公式のアプリを使って、キャリブレーション値を取得する方法を解説します。方法は、大きく2つありますので、どちらでも、結果は同じですので、やりやすい方をご使用下さい。2のWEB版のHoloPlayの方が手軽だと思います。


1. Unity HoloPlay SDK for the Looking Glass を使用する方法
HoloPlay SDK for the Looking Glassをダウンロードして、Getting Started Guideに従い、Example Sceneをコンパイルする。
Looking Glassにこれが表示される。
F8キーを押すとメイン画面に、Looking Glassに格納されたキャリブレーション値が表示される(矢印キーで切り替わる)
必要な値は、
Screen Width: ⇒SPMの作画画像サイズ:幅
Screen Height:⇒SPMの作画画像サイズ:高さ
Center:⇒SPMのレンズの中心合わせ(1.0-Centerだと思います。例えば、0.15であれば、1.0-0.15=0.85を入力して下さい)
Slope:⇒SPMのレンズの傾き
Pitch:⇒下の計算に使用
DPI:⇒下の計算に使用
SPMのレンズ密度は、DPI,Pitch,Slopeを入力し、「レンズ密度計算」ボタンを押すと算出されます。
DPI: Pitch: Slope:


2. WEB版のHoloPlayを使用する方法
Three.js Library for the Looking Glass のページにある、サンプルページを開きます。
初めて、WEB版のHoloPlayページを開くときは、ドライバーのイントールが必要です。画面の指示に従ってインストールして下さい。
IEやMicrosoft Edgeでは、表示できませんでした。Google Chromeをお使い下さい。
ページが表示されたら、F12キーを押すと、下のように、画面の右に各種情報が表示されます。
「Application」タブを選択し、Local Storageを開くと、Looking Glassに格納されたキャリブレーション値が表示されます。
Screen Width: ⇒SPMの作画画像サイズ:幅
Screen Height:⇒SPMの作画画像サイズ:高さ
Center:⇒SPMのレンズの中心合わせ(1.0-Centerだと思います。例えば、0.15であれば、1.0-0.15=0.85を入力して下さい)
Slope:⇒SPMのレンズの傾き
Pitch:⇒下の計算に使用
DPI:⇒下の計算に使用
SPMのレンズ密度は、DPI,Pitch,Slopeを入力し、「レンズ密度計算」ボタンを押すと算出されます。
DPI: Pitch: Slope:


3. SPMのキャリブレーション値を入力する
上記で求めたキャリブレーション値をSPMに入力する。
作成画像サイズ、レンズの傾き、レンズ密度は、調整中心に直接、キー入力する。
レンズの中心合わせは、スライダーで指定値に合わせる。
レンズの中心合わせは、調整パターンの「縦線(中心合わせ)」で、Looking Glass正面から片目で見た時に2本の線が重なるか確認してください。
離れている場合は、スライダーで調整してください。
公式とは、Looking Glass作成アルゴリズムが全く違いますので、中心が合わない可能性があります。
また、PCのディスプレイ設定で、メインスクリーンとLooking Glassが、ぴったり上揃えになっていないと、中心がずれますので、ご注意下さい。