詳しい説明は、ネット上に色々な情報がありますので、ご参照下さい
Google、マネキンチャレンジを訓練データとして用いた深度マップ作成を提案
Learning the Depths of Moving People by Watching Frozen People
今回は、Google MannequinChallengeをWindows10 64bitにインストールし、SPMを使って、2D画像から2D画像とデプスマップを作るまでを紹介します。
前提
1. Windows10 64bit
2. CUDAに対応したnVidiaビデオカード(ビデオメモリが小さいとエラーすると思います)
動作しない場合は、こちらをご利用下さい「Google Colabを使った、2D画像からデプスマップの作成」
1. Pythonをインストール
https://www.python.org/downloads/release/python-374/
Windows x86-64 executable installerをダウンロードしインストールする
インストールが終了したら、コマンドプロンプトから「python」と入力し、起動することを確認する。
確認できたら「Ctrl+Z+Enter」キーを押し、元に戻る
2. Visual Studio 2015ランタイム最新版をインストール
Microsoft Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージ Update 3
これをインストールしないと、pytorchのimportでエラーします。
3. Pytorchのインストール
Pytorchのページからしたのように、インストール方法を入手する。
コマンドプロンプトを管理者として実行し、インストールコマンドを入力する
pip3 install https://download.pytorch.org/whl/cu90/torch-1.1.0-cp37-cp37m-win_amd64.whl
次に、もう一つのインストールコマンドで、torchvisionをインストールする。
pip3 install https://download.pytorch.org/whl/cu90/torchvision-0.3.0-cp37-cp37m-win_amd64.whl
コマンドプロンプトに「python」と入力し、pythonを起動し、「import torch」と入力し、エラーが出ない事を確認する。
エラーがでなければ、正しくインストールされているので、「Ctrl+Z+Enter」キーを押し、元に戻る
4. 「scikit-image」「h5py」「scipy」をインストールする
5. 下記ファイルを解凍し、フォルダ全部をCドライブに移動する。
2dtodepth.zip
注意) c:\2dtodepth フォルダ以外では、動作しません。
Githubにある、オリジナルファイルにいくつか変更を加えています。
- Windowsでも動作するように変更
- SPMと連携できるように変更
- フォルダ内一括デプス作成できるように変更
- 入力画像のアスペクトを保持するように変更
- iPhoneのポートレート写真のように、1ファイルに複数画像があるとエラーする問題を修正
- EXIFの画像の向きを反映するように変更
- デプスマップの向き(白手前/黒手前)を指定できるように変更
等々
動作確認
バッチファイル「c:\2dtodepth\prog\2dtodepth.bat」をダブルクリックし、
「c:\2dtodepth\infile」内の画像からデプスが生成され「c:\2dtodepth\outfile」に保存されることを確認する
最新のStereoPhoto Maker と連携することで、SPMに読み込んだ2D画像からデプスマップを作成できます。
メニュー→編集→デプスマップ→単一画像からデプスマップを作成(Google AI)を選択すると、デプスマップを作成し、左右並びで表示します。