フレームパッキングされた3D動画の再生

(Panasonic 3D1で撮影した3D動画(MTS)やInsta360 Evoで撮影しInsta Studioで作成した3D180動画をSPMでステレオ動画再生する方法)

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良く使われる3D立体動画として、ハーフSBS形式がありますが、ハーフSBS動画をフレームパッキングした3D動画もyoutubeやHTC EVO3D、Panasonic 3D1等、多く使われています。
ハーフSBS形式の動画をフレームパッキングした3D動画への変換は、例えば、ffmpeg.exe等で以下のようなコマンドを実行することで変換できます。
ffmpeg -i input.mp3 -vcodec libx264 -x264opts "frame-packing=3" output.mp4

逆に、フレームパッキングした3D動画からハーフSBS形式への変換は、ffmpeg.exeではできないようです。(方法をご存じの方は教えて下さい)
「Shotcut」等のフリーソフトを使って、変換はできますが、再エンコードが必要なので、時間がかかり、画質劣化してしまいます。

フレームパッキングした3D動画も、Chromeブラウザ等では、ハーフSBS動画として再生するので、動画再生用のWEBアプリで3D動画として再生できるのですが、Windowsのデフォルトの動画プレーヤーや、インターネットエクスプローラでは、2D動画として再生されます。

SPMでも、IEコンポーネント上でWEBアプリを使う事で、3D動画再生機能を実装したのですが、フレームパッキングした3D動画は、IEコンポーネント上では、2D動画として再生されてしまいます。

ということで、今回、SPMにフレームパッキングした3D動画からハーフSBS形式への変換機能を実装しました。
再エンコードなしで変換変換するので、無劣化、高速に変換し、即、3D動画再生できるようになりました。

Panasonic 3D1で撮影した3D動画(MTS形式)や、Insta360 Evoで撮影し、Insta Studioで出力した3D180のMP4ファイルも、本機能で、瞬時にSBS動画に変換し、各種3D形式で表示できるようになりました。



1. メニュー→ファイル→動画/静止画変換→「3Dフレームパック動画→SBS動画」
2. 変換元のフレームパッキングした3D動画を選び、変換後のMP4ファイルを指定
する。「保存後、プレビューする」をチェックすると、変換後のファイルが動画再生される
3. 動画プレビュー画面が表示されるので、上部に並ぶボタンから、ファイル形式に
あったボタンを押すと、3D動画再生用のWEBアプリでの表示に切り替わる。
4. 3D動画再生用のWEBアプリで動画再生される。好きなステレオ表示形式を選んだり
矢印キーで左右の位置調整もできる。詳しい使い方は、Helpを参照してください。

変換したMP4ファイルは、SPMにドラッグドロップするか「メニュー→ファイル→動画/静止画変換→動画プレビュー」で3D動画再生できます。