フローティングウィンドウ

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画面から飛び出すような立体写真を作ろうとする場合、画像の縁にかからない物は問題ないのですが、画像の縁にかかると、ステレオウィンドウを壊してしまう為、見づらいステレオ写真になってしまいます。
そこで、ステレオウィンドウ自体を飛び出すようにすれば、ステレオウィンドウを壊わさずに、画面から飛び出す立体写真ができます。

1.ステレオフォトメーカーでステレオ写真を呼び出し、必要に応じて、左右の位置調整等を行う。

この写真のように、つり橋の手前を画面から飛び出すように設定すると、ステレオウィンドウを壊わしてしまい、違和感のある
立体写真になってしまいます。
 
2.左右キーで、ステレオウィンドウを壊さないように調整する。

ステレオウィンドウは、壊さないですが、画面の奥側になってしまうので、迫力がイマイチですね!
 
3.メニュー/編集/フローティングウィンドウ/フローティングウィンドウ設定を選び、設定を行う。

フローティングウィンドウは、外枠、中枠、内枠の3重の枠として設定できます。それぞれ、枠の色と太さを設定でき、太さに
関しては、画像の横幅基準の%指定、または、ピクセル指定のどちらかが選択できます。%指定の場合、小数点以下2桁まで
設定できます。フローティングウィンドウの飛び出し量(シフト量)は、後から、左右の矢印キーで設定できますが、初期シフト量
を設定しておけば、指定された飛び出し量で、フローティングウィンドウを作成できます。
 
4.メニュー/編集/フローティングウィンドウ/フローティングウィンドウを選択するか、Shift+Fキーを押す。

このように、窓自体を飛び出させれば、ステレオウィンドウを壊わすことなく、飛び出す立体写真を作ることができます。
窓の飛び出し量は、左右キーで自由に設定することができます。
 
5.フローティングウィンドウの重ね合わせ

何度かフローティングウィンドウを重ねる事で、このような面白い写真を作ることもできます。
もちろん、枠の色や太さを変える事で、色々なパターンができると思いますので、挑戦してみて下さい。
 



応用(額縁画像の利用)

1.使いたい額縁画像を用意する。GIFもしくは、PNG形式で、画像エリアは透過色に設定する。

 
2.元画像を左右キーで、ステレオウィンドウを壊さないように調整する。
 フローティングウィンドウの設定で、額縁の幅(少し狭くても可、広すぎると、額縁と画像の間にスペースができてしまいます)
 になるように設定し、フローティングウィンドウ(スペース)を追加する。

 
3.メニュー/編集/オーバーレイ画像/新しいオーバーレイ画像追加を選び、額縁画像を選択する。

 
4.額縁画像が重ねあわされる。この時、画像が消えてしまう場合は、額縁画像の透過色が正しく設定されていない可能性
 が高いですので、再確認して下さい。

 
5.再度、フローティングウィンドウを追加します。
 
6.左右キーで、フローティングウィンドウの飛び出し量を調整し、トリミングすればできあがり。