SDMのオートブラケットの使い方
基本的な考え方は、連写モードを使い、設定した回数で、画像の明るさを変えながら撮影します。
SDMのメニュー
Image and Video Capture ->
Tv bracketing value
"Off", "1/3 EV","2/3 EV", "1 EV", "1 1/3Ev", "1 2/3Ev", "2 Ev", "2 1/3Ev", "2 2/3Ev", "3 Ev", "3 1/3Ev", "3 2/3Ev", "4 Ev "
"Off"は、明るさ一定で撮影します。(オートブラケットOFF)
それ以外は、明るさを可変するステップの指定です。
Bracketing type
"lighter","darker","3 times","5 times","7 times","9 times","11 times","13 times","15 times","17 times","19 times"
"lighter","darker"は、回数は無制限で、リモートSWを押す毎に撮影します。
"3 times"以降は、その回数を自動的に撮影して待機状態に戻ります。
まとめると、
1.通常の連写モード(リモートボタンで待ち時間なく撮影できます)
Tv bracketing value -> Off
Bracketing type -> "lighter" or "darker"
CA-1の場合、半押しで撮影、全押しで連写モードを解除します。
通常SWの場合、短いクリックで撮影、1秒以上の長押しで連射モードを解除します。
2.HDR用のオートブラケット
1/3 EVステップで5枚撮影の場合(Ver1.7はバグで2枚余分に撮影されます)
Tv bracketing value -> "1/3 EV"
Bracketing type -> "5 times"
に設定すると 0 -> +1/3 EV -> -1/3 EV -> +2/3 EV -> -2/3 EV の順に撮影します。
3.明るさを変えずに自動で複数枚撮影
Tv bracketing value -> "Off"
Bracketing type -> "x times"
x回自動で、撮影して待機状態にもどります。
オートブラケットで撮影した画像のHDR合成
オートブラケットを使用して、3 EVステップで3枚撮影し、HDR合成した例を紹介します。
Tv bracketing value -> "3 EV"
Bracketing type -> "3 times"
下の写真は、この設定で左右3枚づつ撮影し、EnfuseというHDR合成ソフトにドラッグアンドドロップして作成した画像をステレオ合成した物です。
基準露出
+3EV
-3EV
↓
↓
↓
HDR合成後