液晶シャッター表示設定...

ステレオフォトメーカーは、「Win3D」「nVidia」「OpenGL(4分割ステレオバッファ)」の3つのノンインターレースの高速ページ切り替え式のステレオドライバーをサポートしています。デフォルトは、「nVidia」です。

Win3Dステレオドライバーもしくは、nVidiaステレオドライバーを選択した時は、液晶シャッターメガネ用の表示は、全画面表示となりますので、表示解像度と色数を設定します。使用しているビデオカードやCRTモニタにより、全てのモードがサポートされているわけではありません。

OpenGLを選択した場合は、画面の解像度、色数は、デスクトップの設定がそのまま使われますので、設定は、不要です。
OpenGLモード時は、マウスホイールで映像の拡大、縮小、「Enter」キーで全画面⇔ウィンドウ表示が切り替わります。「F1」キーでその他の操作方法が表示されます。(日本語がうまく表示できなかった為、英語表記です)

補足:
液晶シャッターメガネで立体鑑賞する方法として、大きく2つの方法があります。
-インターレース式
-ページ切り替え式(ノンインターレース)

インターレース式
CRTに、縦方向の偶数ラインだけ表示→奇数ラインだけ表示→偶数→奇数 ・・・・というように飛び越し走査(インターレース)で表示し、例えば、偶数ラインを表示している時は、液晶メガネの右をON、奇数ラインを表示しているときは、左をONにする。ということで、あらかじめ偶数ラインに右画像、奇数ラインに左画像を配置しておけば、立体に見えるようになります。当然、インターレース表示できるCRTや、それに同期させてON/OFFできる液晶シャッターメガネが必要となります。
欠点としては、縦方向の解像度が1/2になってしまいます。

ページ切り替え式(ノンインターレース)
画面上で、左右の画像を高速に切り替え、それに同期させて、液晶シャッターメガネの左右のレンズをON/OFFさせることで、左の目に左の画像、右の目に右の画像を見えるようにして立体に見せます。
画面のリフレッシュレートを100Hz以上に設定すれば、ほとんどちらつきもなく、フルカラーの非常に迫力のある立体映像が楽しめます。
残念ながら、原理上、最近はやりのLCDディスプレイは、使用できません。100Hz以上のリフレッシュレートが使えるCRTと、ステレオドライバーが対応しているビデオカードを用意する必要があります。
また、CRTのリフレッシュ周期に同期させて画像を入れ替えたり、液晶シャッターメガネのON/OFFを制御しなければなりません。これらの処理を行うドライバーが、上記のステレオドライバーです。
「OpenGL」の4分割ステレオバッファーは、nVidiaのQuadroシリーズのように非常に高価なCAD用のビデオカードしかサポートしていません。但し、パッチを当てる事により、GeForce等の安価なビデオカードでも使用できる方法はあるようです。興味のある方は、「Soft Quadro」等のキーワードでインターネットで検索してみて下さい。