レンズの樽形歪の修正

コンパクトデジカメで広角側で撮影するとどうしても、画像の周辺部に樽形の歪が発生します。
構図により、周辺部に直線の物が配置されると、この歪がかなり目立ってしまいます。
ステレオフォトメーカーを使用すると、簡単にこの歪を修正することができます。
この歪みは、レンズの特性によりますので、ご使用のカメラで、ズーム位置が同じであれば、
毎回、同じ補正値で補正できます。他の調整をすると条件が変わってしまいますので、
オリジナルの画像に対し、最初にこの修正を行う事をお勧めします。

逆に大きく歪ませて、魚眼レンズで撮影したような効果を出すというような応用もできます。

1.修正したい画像を開き、メニュー/調整/簡単位置調整を選び、
「樽形」のタブをクリックします。
下の例では、鳥居の上部が本当は直線なのですが、かなり樽形
に歪んでいるのが判ると思います。


2.レンズ補正(樽形)の値を増やして、鳥居が直線になる値を探し
ます。きちんと修正できたら、「OK」ボタンを押します。
この時「左右を同期して調整」をチェックしておくと、左右同じ値で
補正します。


修正例

1.元画像
周辺が樽形に変形しています。


2.ステレオフォトメーカーで修正した画像
画像をリサンプリング変形させる為、どうしても多少ボケてしまいます。大きな画像の場合
なるべく元画像で修正してから、必要な大きさに縮小するし、シャープネス処理をすると
綺麗になると思います。
また、処理の都合上、周辺部がトリミングされますのでご注意下さい。